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余震への不安…依然1万人余りが避難生活

2016年5月14日 11:52
余震への不安…依然1万人余りが避難生活

 熊本地震の「前震」の発生から14日で1か月となる。一連の地震で震度7を二度観測し、甚大な被害を受けた益城町から中継。

 一連の地震で大きな被害を受けた益城町では地震から1か月たった今も倒壊した家屋の多くがそのままの状態となっている。一連の地震で熊本県では49人が死亡し、このうち益城町では20人が亡くなった。

 町内の住宅が倒壊した場所では14日、ここで親族2人を亡くした夫婦が花を手向けその死を悼んだ。

 親族を亡くした人「もう何という言葉もない。こんな時代に(若い人が)亡くなるということは、何という言葉もございません」

 また、県内では依然1万人余りが避難生活を強いられている。益城町の避難所の1つ、総合運動公園では地震から1か月がたつ中でも余震活動への不安をぬぐえないという声が聞かれた。

 避難者「長いようで振り返ると短かった。夜、自宅で寝るのが不安なので、余震がもう少しおさまるまではまだテント生活になると思う」

 熊本県の被災地では避難者の多い益城町や熊本市で14日も夏日となる予想で、不自由な避難生活を強いられている避難者には熱中症への対策も求められている。

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