施工不良問題 国交省、有識者委を立ち上げ
羽田空港などの地盤改良工事をめぐり、東亜建設工業が施工不良や虚偽報告をしていた問題で、国土交通省は再発防止策を検討する有識者委員会を立ち上げた。
東亜建設工業をめぐっては、国から受注した羽田空港や福岡空港の滑走路などの地盤改良工事6件について、計画通りに適切な工事をしなかったり虚偽報告するなどしていたことが分かっている。
この問題を受け、国交省は31日、原因を究明し再発防止策を検討する有識者委員会を立ち上げた。委員からは、「なぜ発注者の国が見抜けなかったのか、検証することが重要だ」などの意見が出たという。
今年7月までに中間報告をとりまとめる方針で、国交省は、東亜建設工業から適切な施工だったと報告された公共工事24件についても、確認のためボーリング調査を行う方針。