“純野生”トキのヒナ 42年ぶりに巣立つ
環境省は新潟県佐渡市の野生のトキ同士のペアから誕生したヒナが、42年ぶりに巣立ったと発表した。
1日午前6時48分頃、ヒナの1羽が巣から離れて近くの枝に移った。また、午前9時すぎにも別の1羽が同じように近くの枝に移動する様子が見られたことから、環境省はヒナ2羽が巣立ったと判断した。
国内の野生下で生まれたトキ同士のペアから誕生したヒナが巣立つのは、1974年以来42年ぶりとなる。現在、野生下で生まれたトキ同士でヒナを育てているペアはあと2組あり、環境省は経過を観察していくことにしている。