認知症による不明者 3年連続で1万人超
去年の認知症による行方不明者は1万2000人余りに上り、3年連続で1万人を超えたことがわかった。
警察庁によると、認知症が原因で行方不明になったとして、全国の警察に届け出があった人は、去年1年間で1万2208人に上ったことがわかった。前の年より1400人余り増えて、3年連続で1万人を超えた。このうち150人の行方は去年のうちにわからなかったという。
2025年には、65歳以上の高齢者の5人に1人にあたる700万人が認知症になると見込まれている。
警察は自治体などと連携して行方不明者の早期発見に努めているほか、保護されたものの身元のわからない人の写真を全国の警察署で閲覧できるようにするなど対策を強化している。