海自運搬中に…潜水艦から魚雷の弾頭落下
20日、広島県呉市の海上自衛隊呉基地で潜水艦から陸揚げしていた魚雷から弾頭部分が外れ、海に落下した。弾頭は21日、無事に回収された。
弾頭は20日午前、停泊中の練習潜水艦「おやしお」から魚雷をクレーンでつり上げて陸揚げしていたところ本体から外れ、海に落下したもの。21日朝から始まった捜索の結果、弾頭は「おやしお」の艦首付近の深さ15メートルの海底で見つかり、午前10時過ぎ、無事回収された。
海上自衛隊呉地方総監部によると回収された弾頭は、重さおよそ540キロ。火薬が入っているが、起爆装置はついておらず、爆発の危険はないという。
20日の陸揚げ中、何らかの衝撃で外れたとみられ、事故調査委員会が詳しく調べることにしている。