日航機墜落あす31年 遺族らが灯籠流し
520人が亡くなった日航機墜落事故から12日で31年を迎える。墜落現場の群馬・上野村では、遺族らが犠牲者を悼み、灯籠流しを行った。
31年前の1985年8月12日、羽田発-大阪行きの日本航空123便のジャンボ機が群馬・上野村の御巣鷹の尾根に墜落し、乗客・乗員524人のうち520人が亡くなった。
遺族らは11日夕方、現場付近の神流川で亡くなった家族への思いや空の安全を願う気持ちを灯籠につづった。
長女を亡くした女性(82)「娘への思いは何年たったからといって変わらないんですね。死ぬまで忘れることはありません」
二男を亡くした女性(73)「安らかに眠ってもらって、2度と自分たちがあったような事故を、起こさないようにしてもらいたい」
そして墜落時刻の午後6時56分にあわせ、約300個の灯籠がひとつひとつ流された。
事故から31年の12日、遺族らは、御巣鷹の尾根に慰霊登山を行う。