JAL植木社長「心新たに安全運航を」
520人が亡くなった日航機墜落事故から31年となる12日、墜落現場の群馬・「御巣鷹の尾根」では、日本航空の植木社長が献花を行った。
1985年8月12日に墜落した日本航空123便の犠牲者の遺族らは、12日の朝早くから、「御巣鷹の尾根」を目指して雨で滑りやすくなった山道をゆっくりと登り、慰霊碑に手を合わせて冥福を祈った。
事故以来、毎年登っていると話す人もいる一方、遺族の高齢化が進むに連れ、次第に減ってくることも懸念されている。日本航空によると、午後2時までに慰霊登山に訪れた遺族は、73家族266人となっている。
また、12日午後1時ごろ、日本航空の植木義晴社長が現場を訪れて献花し、空の安全を改めて誓った。
植木社長「社長になって5回目の慰霊登山。もう一度心を新たにして、安全運航を社員と共に守っていこうと思った」
12日午後6時からは、ふもとで慰霊式典が行われる予定。