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母乳育児の割合過半数に 10年前より増加

2016年8月24日 15:39
母乳育児の割合過半数に 10年前より増加

 乳幼児の食生活の実態調査で、母乳による育児の割合が10年前に比べて増えていることが分かった。

 この調査は、厚労省が子どもの食生活の改善を目的に10年ごとに行っているもの。調査結果によると、母乳による育児の割合は生後3か月で10年前の38.0%から54.7%に増え、1985年の調査開始以来、最多となった。

 「母乳で育てたい」と考える妊婦の割合は、10年前に比べて増えてはいないが、出産施設で母親と乳児を同じ部屋にするなど母乳育児の支援が充実してきたことが増加の背景にあるとみられる。

 また、食物アレルギーを疑って食物の制限をした家庭のうち42.1%が「医師の指示ではない」と答えたことも分かり、厚労省は「自己判断せず、医師の指示を受けてほしい」としている。