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気象庁、トラブルで地震計プログラム改修へ

2016年8月26日 19:21

 東京で震度7の揺れを予測した緊急地震速報のトラブルについて、気象庁は、地震計のプログラムを改修するなどの対策をおこなうことになった。

 これは今月1日、千葉県富津市にある地震計の故障によって、東京で震度7の揺れを予測する緊急地震速報が出され、首都圏の鉄道が一時、運転を見合わせたもの。地震計の故障の原因について、落雷が考えられるものの、特定はできていない。

 今回のトラブルでは、予測されたマグニチュードは9.1だったが、今後気象庁は、地震学的に考えられるマグニチュードの上限を設けるなど、年内をめどにプログラムを改修すると発表した。

 また、今回の誤情報は、テレビなどで流れる緊急地震速報の警報と異なり、特定の事業者向けに発信された情報だったが、気象庁は落雷などで誤った情報が発表される可能性を完全に取り除くのは難しいとして、リスクがあることを事業者に再度周知した。