伊豆諸島の八丈島が強風域に 現場から中継
29日午前10時現在、台風の強風域に入っている伊豆諸島の八丈島から南大樹記者が中継で伝える。
八丈島の北東部の底土港は29日午前10時現在、時折体を持っていかれるような激しい風が吹きつけていている。海も荒れてきていて、波がだんだん高くなってきているのがわかる。
八丈島は午前6時に、強風域に入った。また、午前6時33分には八丈島空港で、最大瞬間風速23.7メートルを観測した。八丈島では28日、台風の接近に伴う激しい雨風に備え、住民がガソリンスタンドの給油機を木の板で覆ったり、漁船を陸にあげたりしていた。
交通機関にはすでに影響が出ている。東京都心と八丈島を結ぶ船は28日夜に続いて29日も欠航が決まっている。また空の便も29日、羽田と八丈島を結ぶ6便全ての欠航が決まっている。八丈町役場によると、午前9時半現在、被害の情報は入っていないという。
台風が八丈島に最も接近するのは、29日午後とみられ、しばらく警戒が必要。