警備犬も参加…実際の電車を使ってテロ訓練
不特定多数の人が集まるいわゆるソフトターゲットでのテロ対策を強化しようと、東京・東村山市の駅で、実際の電車を使ったテロ訓練が行われた。
この訓練は、西武鉄道・西武園駅に停車した電車内で、テロリストがペットボトルに入ったサリンをまいて逃走したという想定で行われた。
通報を受け、駆けつけた消防隊員が負傷した乗客を救助。毒物の処理などを扱う警視庁のNBCテロ捜査隊がサリンを回収し、防護服を着た警察官が現場を除染した。
その後、テロリストが日本刀を持って現れると、警備犬が飛びかかり、警察官によって取り押さえられた。
訓練を開催した東村山警察署は、駅などを狙ったテロ対策を強化し、4年後の東京オリンピックに備えたいとしている。