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環境省 除染土壌の再利用方針まとめる

2016年6月30日 20:01

 福島県内の除染で生じた大量の土壌について環境省は、放射能が低いものについては道路工事などに再利用できるとする考え方をまとめた。

 除染で生じた土壌の再利用は、最終処分場の容量の観点から処分する量を少しでも減らすために環境省が検討してきたもの。

 30日に決定した考え方では、例えば放射能が1キログラムあたり8000ベクレルを下回る土壌を道路工事に再利用する場合、表面に50センチメートル以上の厚みの盛り土を被せ、さらにアスファルトで覆えば被ばくが十分に抑えられるなどとしている。しかし、汚染土壌を再利用した場合、放射能が十分に減衰するまでその場所をどのくらいの期間どのように安全管理するかなどはいまだ決められていない。

 環境省では、今後、安全管理の方法について検討し策定するとした上で、汚染土壌の再利用に国民の理解を得たいとしている。

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