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韓国環境省“排ガス不正”で韓国日産を告発

2016年6月7日 15:33
韓国環境省“排ガス不正”で韓国日産を告発

 韓国の環境省は7日、日産自動車のディーゼル車で排ガスの不正操作があったと指摘していた問題で、韓国日産とその社長を刑事告発した。

 韓国の環境省は先月、韓国日産が販売しているディーゼル車「キャシュカイ」で、エンジン内が一定温度を超えると排ガス低減装置が停止する不正な設定が行われていたと指摘した。

 日産側は「過熱からエンジンを保護するためだ」と不正を否定していたが、環境省は7日の会見で、「一般的な運転条件で装置が停止するのは違法だ」として日産の主張を認めず、韓国日産とその社長を、大気環境保全法違反の容疑で刑事告発した。さらに、約3000万円の課徴金と対象車種のリコールを命じた。

 これを受け日産は改めて、「キャシュカイは韓国の環境規制に適合している」とのコメントを発表した。しかし懸念にこたえるため有害物質の量を削減できるよう、改良を行う意向だという。