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台風16号 西日本では20~21日に接近

2016年9月17日 16:42

 気象庁によると、非常に強い台風第16号は、先島諸島から離れつつあるが、17日夜のはじめ頃にかけ暴風、17日夜遅くにかけて高波、土砂災害に警戒が必要。また、九州を中心とする西日本では、20日から21日には台風が接近するため、大荒れや大雨となり、海は大しけとなるおそれがある。

気象庁の発表内容は以下のとおり。
[台風の現況と予想]
 非常に強い台風第16号は、17日15時には与那国島の北の海上を、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルで中心の東側110キロ以内と西側70キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっています。

 台風第16号は、先島諸島付近から遠ざかり、18日は進路を東よりに変えて、19日にかけて東シナ海を進むでしょう。
 20日から21日には、西日本に接近するおそれがあります。

[防災事項]
<暴風・高波・大雨>
 先島諸島は、まもなく暴風域から抜ける見込みですが、海上では17日夕方は猛烈な風が吹き、17日夜遅くにかけて非常に強い風が吹くでしょう。
 海上は、17日夜遅くにかけて大しけが続くでしょう。
 17日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  先島諸島  30メートル(45メートル)
 17日に予想される波の高さは、
  先島諸島   8メートル
の見込みです。
 暴風やうねりを伴った高波に警戒してください。

 先島諸島では、17日夜のはじめ頃にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。
 18日18時までの24時間に予想される雨量は、多いところで、
  先島諸島     150ミリ
の見込みです。
 土砂災害に警戒してください。

 また、落雷や竜巻など激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。


 九州を中心とする西日本では、20日から21日には台風が接近するため、大荒れや大雨となり、海は大しけとなるおそれがあります。

[補足事項]
 今後の台風情報や、地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。次の「台風第16号に関する情報(総合情報)」は18日5時頃に発表する予定です。