はしか流行続く 今年の患者数115人に
関西を中心にしたはしかの流行が続いている。今年に入ってからの患者数は、全国で115人となった。
国立感染症研究所によると11日までの1週間に新たに報告されたはしかの感染者は23人で、今年に入っての患者数は115人となった。関西空港などでの集団感染の影響が続いていて、兵庫県、大阪府での患者が特に多くなっている。
はしかは、飛んだ唾などでうつる「飛沫感染」のほか、同じ空間にいるだけうつる「空気感染」もあり、感染力が強いのが特徴。
厚生労働省は、感染予防にはワクチン接種が有効だとしているが、ワクチン不足を防ぐため、原則、無料で接種できる「定期接種」の対象年齢である1歳と保育園や幼稚園の年長児に優先して接種させるよう呼びかけている。