熊本地震 震度1以上回数は公表の約2倍
気象庁は一連の熊本地震を詳しく調べた結果、10日までに起きた震度1以上の地震回数が、これまで公表していた回数の約2倍の4081回だったと発表した。
今年4月に発生した一連の熊本地震では、1分間に立て続けに複数回の地震が起きるなど、地震活動が非常に活発だったため、気象庁は地震の震源やマグニチュードの精査を行った。その結果、4月14日から10日までに発生した震度1以上の体に感じる地震は、4081回だったと発表した。特に4月に発生した地震回数が、1093回から3024回に大幅に増えている。
震度別には震度1の回数が特に増えているが、震度5強が1回、震度5弱も3回増えている。
間もなく地震の発生から半年になるが、内陸部を震源とする地震の発生回数としては、2004年の新潟県中越地震を上回り国内で過去最多だという。