大規模停電“燃えた”現場の写真公開
東京電力は、東京都内で12日に起きた約59万軒におよぶ停電の原因となった火災現場の写真を公開した。
13日午後2時頃に火災現場となったトンネル内を撮影した写真からは、送電ケーブルがむき出しになり、周辺がすすで黒くなっているのがわかる。火災前の写真と比べると、電源ケーブルを保護していた囲いが完全に焼け落ちている。
消防や東電などは火災の原因を調べるためにトンネル内に入ったが、温度が50℃以上と高温だったことや消火に使った水がたまっていたことから進めず原因究明には至らなかったという。
東電によると、事故を起こしたケーブルと同じ絶縁に油を使ったタイプで、35年以上たったものは管内に1000キロメートル以上あるということで点検を急いでいる。