ボート・カヌー会場に埼玉県も“名乗り”
東京都の調査チームが東京オリンピックのボートとカヌーの会場計画の見直しを提案している問題で、埼玉県の上田知事が県内にある『彩湖』での開催に前向きな意向を示した。
埼玉県の上田清司知事は14日、コメントを発表し、2020年東京オリンピックでのボートとカヌーの開催について『国交省の理解が得られれば、埼玉県戸田市にある彩湖で受け入れる用意がある』と表明した。
彩湖は貯水池の役割も兼ねていて国土交通省が管理しているが、選手や地元関係者の間からはオリンピックの開催を望む声が上がっていた。
一方、小池知事は14日、彩湖での開催について問われると、「埼玉県からの要請は聞いていない」として否定的な見解を示した。
小池知事「上田知事からは『もう埼玉は主要な競技がすでに会場として埼玉にやってくることになってるので十分です』という話をいただいている。埼玉県の方からは熱いご要請はいまだに聞いていない。やはり地元の要望も大変重要ではないかと思う」
これに対し上田知事は、次のように話した。
上田知事「(都から)正式に打診があれば、しっかり受け止めていきたいと思います。そういう正式な、あるいはまた非公式な打診も何もないですから」「そういう言葉が出ること自体もちょっと何だろうと思います。(Q:小池知事の認識がちょっとどこかで…)何か勘違いされてるんじゃないでしょうか」
その上で上田知事は、打診があれば彩湖での開催を受け入れる用意はあるとしている