会場変更 ボート協会側、計画通りの建設を
東京オリンピック・パラリンピックの会場計画の見直しを提案している東京都の調査チームが、ボートの競技団体からヒアリングを行った。
14日のヒアリングは、日本ボート協会の木村理事長らに対して行われた。調査チームはヒアリングで、新たに建設する予定の「海の森水上競技場」について、仮設での建設か、宮城県の「長沼ボート場」へ変更する案などを説明したが、ボート協会側は「選手の気持ちを考え、まずは海の森のコストを下げられないか考えるのが筋」だとして計画通りの建設を訴えたという。
日本ボート協会・木村新理事長「アスリートファーストという観点から、長沼だと(東京から)遠いですし、ある意味、世界選手権と変わらない。オリンピックとは言えない」
長沼ボート場への変更を巡っては、選手やカヌーの競技団体からも反対の声があがっているが、宮城県の村井知事は変更を歓迎していて、小池知事は15日、宮城を訪問し、長沼ボート場を視察することにしている。