H2Aロケット打ち上げ 無事成功
気象衛星ひまわり9号を載せたH2Aロケット31号機が2日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、無事成功した。
H2Aロケット31号機は2日午後3時20分に打ち上げられた。順調に飛行を続けたロケットは約30分後に、搭載する「気象衛星ひまわり9号」を切り離し、打ち上げは無事成功した。
ひまわり9号は現在運用中の8号と同型の予備機で、台風や集中豪雨をもたらす雲の動きを以前より詳しく予測できる。運用開始は2022年だが、それまでは8号が不具合を起こしたときに備える。
また、日本の大型ロケットはH2A、H2B、合わせて30機連続の打ち上げ成功(成功率97.2%)となった。
JAXA奥村直樹理事長「一歩一歩だが、地道な努力で日本の宇宙技術をより高度なものにしていける」
来月9日には、国際宇宙ステーションに物資を運ぶ、こうのとり6号機を載せたH2Bロケット6号機の打ち上げも予定されている。