埋め戻し作業、第一段階が終了 博多陥没
JR博多駅前の道路陥没事故は、穴の埋め戻し作業の第一段階が9日夜に終了した。福岡市は14日には現場の道路の通行を再開させたいとしている。
福岡市博多区の陥没事故の現場では、9日夜も、セメントや土砂を混ぜたものを投入する埋め戻し作業が行われた。福岡市交通局によると、深さ15メートルあった穴を3メートルにまで埋める第一段階の作業は、午後8時ごろまでに終了したという。
この事故は、8日、福岡市のJR博多駅前の道路が、幅およそ30メートルにわたって陥没したもの。現場は、福岡市地下鉄七隈線の延伸工事中で、トンネル内に地下水が流れ込み、陥没を引き起こしたとみられている。
9日朝、現場の近くでは、ライフラインの早期復旧のため、関係機関を集めた調整会議が開かれた。
福岡市・高島宗一郎市長「基本的には、すべての車線が月曜には通行できるよう調整しようという話になりました」
福岡市では今週中に切断されているライフラインの仮の復旧作業を行い、14日には道路の通行再開を目指すとしている。