本格的な冬に備え 最古のラッセル車試運転
本格的な雪のシーズンを前に青森県内で最も古いラッセル車の試運転が弘南鉄道で行われ、製造から87年たったこの冬も現役で弘前と黒石の間を除雪する。
試運転を行ったのは弘南鉄道・弘南線のラッセル車。黒石駅のホームで線路の雪をかき出す「フランジャー」や雪を両脇にはね飛ばす「ウイング」の動作を確認した。
弘南線のラッセル車は1929年(昭和4年)に製造された県内で最も古いもので、現役で活躍しているのは全国でも珍しいという。ラッセル車よりさらに6年古い1923年(大正12年)製の、こちらも県内最古の機関車に押されて試運転したラッセル車は、弘前駅まで各駅に停車しながらポイントの切り替えや停車位置などを確認していた。
弘南鉄道は7日も、大鰐線でも別のラッセル車の試運転を行い、本格的な冬に備える。