稚内で初雪、岩手山で初冠雪…冬の便り届く
北海道の上空に11月並みの強い寒気が流れ込んだ影響で、7日は稚内で初雪を観測するなど、北日本から冬の便りが届いている。
上空に11月中旬並みの寒気が入り込んだ影響で、北海道では各地で気温が下がり、石北峠は早くも、一面、銀世界となった。また、平野部でも稚内市で未明に初雪を観測した。稚内市では観測史上2番目に早い初雪。平野部で雪となったのは今シーズン全国で初めてで、平年より15日、去年より18日早いという。
一方、岩手県の最高峰、標高2038メートルの岩手山は7日朝、初冠雪が発表された。盛岡地方気象台によると、平年より6日早く、去年より7日遅い初冠雪。
岩手県内は上空に寒気が入った影響で36の観測地点のうち、3か所でこの秋一番の冷え込みとなった。7日朝は、岩手山のふもとからも雪化粧した山頂付近が望め、山に冬の便りが訪れたことを実感させていた。