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熊本地震から8か月ぶり、俵山ルート開通

2016年12月24日 19:29
熊本地震から8か月ぶり、俵山ルート開通

 熊本地震で通行止めが続いていた熊本県の県道・熊本高森線の俵山ルートが24日、約8か月ぶりに開通した。

 24日は、南阿蘇トンネル付近で記念式典があり、国や県、南阿蘇村の関係者など約100人が出席して開通を祝った。式典のあと、さっそく車が次々と通行していた。

 蒲島郁夫知事「阿蘇は熊本の観光の宝であるし、九州全体の宝でもあるので、ここへのアクセスはとても大事。今回、俵山ルートが暫定で開通したことはとてもうれしく思う」

 開通した俵山ルートでは、損傷が激しい大切畑大橋などで村道をう回路として利用する。暫定的ではあるものの、南阿蘇地域と熊本市方面を結ぶルートが復旧した。西原村と南阿蘇村を結ぶグリーンロードは標高が高い所を通るため、冬場の積雪や凍結が心配されていた。

 南阿蘇村の住民「冬はグリーンロードが通れないから孤立化していたわけじゃないですか、どこにも行けないし孫たちも来られないし。きょうは孫が来てくれます」

 国交省によると、今回の開通により益城熊本空港ICから南阿蘇村役場までの所要時間は、グリーンロードを通るときよりも10分から20分ほど短縮されるという。

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