“原発避難いじめ”金銭授受も認定申し入れ
横浜市の「原発避難いじめ」問題で、少年側が10日、同級生に150万円余りを支払わされていた事実もいじめと認定するよう、林市長などに申し入れた。
この問題は、福島第一原発事故の後、横浜市に避難してきた少年が、小学生だった当時、同級生からたたかれるなどのいじめを受けたうえ、「賠償金をもらっていただろう」などと言われ、ゲーム代など150万円余りを支払わされていたというもの。
調査した第三者委員会は金銭授受はいじめと認定していなかったが、少年側は10日、金銭授受についてもいじめと認定し謝罪するよう、林市長と市の教育委員会に要望書を提出した。
少年は市長にあてて書いた手紙の中で、「またいじめが始まると思って、何もできずにただ怖くてしかたなくて、いじめが起こらないようにお金を出した」などと心情をつづっている。