豊洲市場 年間で約100億円赤字の試算
東京都は、豊洲市場が開場した場合、年間で約100億円の赤字となるとの試算を公表した。
東京都によると、豊洲市場の年間の支出は、減価償却費を含めて約166億円にのぼる一方、収入は約68億円と見込まれ、約100億円の赤字となるという。
支出のうち、温度管理を徹底する光熱費などの年間の維持管理費が、豊洲市場は築地市場のおよそ5倍となるという。
一方で都は、「減価償却費」を除くと赤字幅は減り、都内に11ある卸売市場の収支を一元管理していることから、全体の収支は均衡がとれるため、豊洲市場を継続して運営できるとしている。