愛媛県の松山赤十字病院で病院食を食べた入院患者など１０４人が食中毒の症状を訴え、このうち２５人からノロウイルスが検出された。

　松山赤十字病院によると入院患者や託児所の乳幼児、それに職員など計１０４人が嘔吐（おうと）や下痢などの食中毒の症状を訴え、このうち２５人からノロウイルスが検出された。患者はいずれも回復傾向だという。

　病院では患者の中に先月３０日の昼食を検食した職員が含まれていることから病院食が原因による食中毒の可能性が高いとみている。

　松山市保健所では感染源の特定を進めている。松山赤十字病院は食事は外部から供給したり給食室を一時閉鎖したりして感染拡大の防止に努めている。