NHKは27日の定例会見で、ジャニーズタレントの新規出演について、“被害者への補償や再発防止が実施されたと確認されるまで当面、行わない”と発表しました。これは紅白歌合戦にも適用され、44年ぶりにジャニーズタレントが紅白歌合戦に出演しない可能性が出てきました。

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ジャニーズのタレントが出演する大みそか恒例の番組と言えば、まず「NHK紅白歌合戦」があります。NHKは27日の定例会見で、ジャニーズタレントの「新規の出演依頼については、被害者への補償や再発防止への取り組みが着実に実施されていることが確認されるまでは当面、行わない」と発表しました。

この方針については紅白歌合戦にも適用されるということで、もし今年、ジャニーズタレントが紅白歌合戦に出場しないとなると、44年ぶりのことになります。

紅白歌合戦は今年で74回目を迎えます。これまで多くのジャニーズタレントが出場してきました。はじめは初代「ジャニーズ」が1965年に出場。その後「フォーリーブス」などが出場していて、1980年の田原俊彦さんの出場から去年までずっと、連続でジャニーズタレントは紅白歌合戦に出場し続けています。

最多出場はTOKIOの24回。そして一度に最も多くのジャニーズタレントが出場したのは2015年で、7組のアーティストが出場しています。

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大みそかのジャニーズ番組と言えばもう一つ、フジテレビの「ジャニーズカウントダウンライブ」、通称「カウコン」があります。例年、東京ドームで行われていて、その様子が放送されてきました。フジテレビは今年の放送について「特に決まっていることはない」とコメントしています。

こうした現状に、例年、ジャニーズとともに新たな年を迎えていたファンからは不安の声があがっています。

「Sexy Zone」ファン（20代）
「ショックです」

「SixTONES」ファン（20代）
「（紅白に）当たり前のように出られると思っていた。年越しは毎年見ていたので、年越せるのかな」

ファン歴7年　「Aぇ！group」ファン（20代）
「（紅白に）出られていないジャニーズグループを応援しているので、出られないってなると希望が見えなくなって、今モヤモヤしています」

ジャニーズファン歴30年　「Aぇ！group」ファン（50代）
「んー…悔しい」

元「嵐」ファン（40代）
「ジャニーズの子たちが悪いことしているわけではないので、出られない（としたら）かわいそう。難しいですね…」

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2度目の会見を前に民放各局のジャニーズタレントの番組起用の方針をまとめました。

日本テレビは「現時点でキャスティングについて変更するという考えはもっていない」としていますが、10月2日の会見などを受け「総合的に判断したい」としています。

テレビ朝日は「タレントの皆さんに問題があるとは考えていないため、その都度、総合的に判断していくということに現時点では変更はない」としています。

TBSは「現在契約しているタレントの出演は何ら変わらない。どう着実に対策を進めていくのかを注視しながら適正に判断していきたい」としています。

フジテレビは「タレントの起用に変更はない」としています。

テレビ東京は「10月の新体制発足で具体的な成果を得られたと確認できるまでは、ジャニーズ事務所への新規の出演依頼は極めて慎重に判断する方針」としています。

2度目の記者会見が4日後の10月2日に迫ったジャニーズ事務所。どのような具体的な内容が示されるのかが、注目されています。