厚労省専門家会議「全国感染者数が“減少傾向”になった」
新型コロナウイルスの感染状況などを分析する厚生労働省の専門家会議は、およそ3週間にわたって増加し続けていた全国の感染者の1週間の平均が減少傾向になったと報告しました。
一方、ゴールデンウイークで外出の機会が増えるため、基本的な感染対策を続けるよう呼びかけました。
国立感染症研究所 脇田所長
「今週、先週比0.91ということになります」「全国的な減少の動きにみえるのですけども、地域によっては沖縄県などの増加が継続している地域もある」
専門家会議は、全国の感染者について、大都市圏を中心に減少傾向で、およそ3週間にわたり増加していた1週間の平均も減少傾向になったと報告しました。
ただ、沖縄や北海道などでは増加が続くなど地域差があるとして、引き続き感染状況を注視する必要があると指摘しています。
また、旅行や行楽などで外出する機会も増えるゴールデンウイークの過ごし方については、「これまでも、普段会わない人との接触で感染が再拡大してきた。外出する際は、換気の悪い場所を避けるなど、基本的な感染対策と体調管理をお願いしたい」と呼びかけました。