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「世間に謝りたい」山上容疑者の母親が近く“記者会見”か 伯父「信仰心に変化はない」

2022年8月10日 1:35
「世間に謝りたい」山上容疑者の母親が近く“記者会見”か 伯父「信仰心に変化はない」

「世界平和統一家庭連合」、いわゆる“統一教会”の田中会長が10日、記者会見を行うということです。一方、銃撃事件で逮捕された男の母親が、近く「謝罪会見をしたい」などと話していることもわかりました。母親について伯父は、「信仰心に変化はないと思う」と話しました。

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世界平和統一家庭連合 田中富広会長(先月11日)
「山上容疑者のお母さんの会員区分は、私たちの教会の正会員になっております。(山上容疑者の母親が)破綻されていたことは知っています」

「世界平和統一家庭連合」、いわゆる“統一教会”の田中富広会長は先月、銃撃事件の3日後に記者会見を開きました。10日午後3時から、約1か月ぶりに会見を行うことを、主催する日本外国特派員協会が明らかにしました。

多額の献金に霊感商法と、教団をめぐるトラブルは今も後を絶たないといいます。

田中会長(先月11日)
「献金に関して、『どれくらいやったら、どれくらい救われる』、こういう教えはありません」

一方、信者に向けては先月17日の田中会長の礼拝では――

田中会長(先月11日)
「献金は、宗教において大切な行為です。もし揺れる心があるなら、あなたがいつも共にあることを悟らせてください」

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10日の教団の会見は、田中会長と法務局長の2人が外国メディアなどの質問を受けるといいます。さらに、教団の広報は「news zero」の取材に対し――

教団の広報
「一部メディアの報道で被害が出ている。罵詈(ばり)雑言の脅迫を受けたり、教会の周りで大音量のスピーカーを流されたり、近隣住民にも迷惑がかかっている。一部メディアに対して、事実とかけ離れた報道を控えてほしいと(10日の会見で)お願いする」

相次いで浮上する教団と政治家との関係についても、どのように説明するのか注目されます。

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山上徹也容疑者は「母親が教団にのめり込み、多額の寄付をするなどして家庭がめちゃくちゃになった」と述べ、母親が入信する教団への恨みを口にしています。

伯父によると、山上容疑者の母親は「謝罪会見を開きたい。世間に謝りたい」と話し、近く記者会見を開きたい意向を示していることがわかりました。

山上容疑者の母親は教団に1億円にものぼる献金をし、2002年に破産しました。事件後は伯父の家にいて、事件後の母親の様子について伯父は先月15日、「疲労困ぱい。布団敷いて1日ぐらい寝ていた」と話していました。

――(山上容疑者の母親は)教会の信者の中でも多くの献金?

山上容疑者の伯父
「トップクラス、優良信者ちゃいます? 金額、見たらわかります。破産後も行き続けているというのは、本人から聞いています。『献金もしてるのか』って言ったら、『あまり稼ぎがないので額的には…』と言っている。『多額はできません』と」

伯父によると、山上容疑者の母親はこれまでの検察の事情聴取には「“統一教会”に申し訳ない」と話しているということです。山上容疑者の母親は、事件後も「教典」を読んでいたといい、伯父は「母親の信仰心に変化はないと思う」と話しています。

そして7日、伯父の家を出た母親は、その後、家族との電話で「支援者の庇護(ひご)のもと、大阪市内のホテルにいる」と明かしたということです。支援者が教団の関係者かどうかはわかっていません。

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10日の内閣改造と自民党の役員人事でも、教団との関係が焦点となっています。

岸田首相は9日午後、「当該団体との関係について、自ら点検し厳正に見直していただくことが、新閣僚あるいは党役員等においても前提となる。こうしたことは徹底をしていきたい」と話しました。

現在の内閣で、7人の閣僚が教団や関連団体との関係を認めています。この中で、関連団体のイベントに参加していた萩生田経産相は、政調会長への起用が固まりました。また、関連団体との関係が指摘されている山際経済再生担当相は留任。山際経済再生担当相は9日午後10時過ぎ、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、関連団体との関係について「今、点検をしている最中。そう時を置かずに、きちんとお伝えできるようにしたい」と述べました。

(8月9日放送『news zero』より)

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