関東大震災直後の“朝鮮半島出身者殺害” 東京・荒川河川敷で追悼式典
関東大震災の直後、住民の自警団などが朝鮮半島出身者を殺害した事件の犠牲者を追悼する式典が、東京の荒川河川敷で行われました。
追悼式典を主催したのは在日コリアン3世らと日本人で作るグループで、2年前の冬から月に1回以上集まり、勉強会や式典の準備を重ねてきました。
そして、2日に行われた式典では、犠牲者を追悼したほか、「事件から100年で終わりではない」などと語り継ぐ大切さを訴えました。
関東大震災の直後、「朝鮮人が放火するといった流言を背景に、住民の自警団や軍隊、警察の一部による殺傷事件が生じた」と内閣府の中央防災会議の報告書に記載されています。
今回、初めて参加したという20代の日本人は、この問題を今後も伝えていくには「在日コリアンだけでなく、日本人である自分とかが動かないといけないと思う」などと話していました。