関東大震災から100年を迎えた9月1日、震災直後、デマを信じた人々によって虐殺されたとされる朝鮮人犠牲者の追悼式典が行われました。

追悼式典は1日午前11時ごろから、東京・墨田区の横網町公園にある関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑の前で行われました。

100年前のこの日に発生した関東大震災では、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などのデマが広がり、住民の自警団や軍隊、警察の一部によって多くの朝鮮人らの殺傷事件が起きたことが国の報告書に記載されています。

この式典には例年、都知事が追悼文を送っていましたが、小池知事は「大法要において知事として、関東大震災や大戦で犠牲になったすべての人々に哀悼の意を表している」として、2017年から追悼文の送付をやめています。