キリバスの船員3年ぶり帰国へ カツオ漁で来日もコロナ感染拡大で帰国できず
11日午前、新潟市で交通ルールを学んでいたのは、ベトナムから来日した技能実習生です。国の新型コロナの水際対策が緩和されたことを受け、新潟県では先月、外国人技能実習生の受け入れを再開しました。11日は待機期間を終えた約30人に対し、企業での実習前に日本の法律を学ぶ講習会が開かれました。
一方、11日朝、静岡県焼津漁港には、船内で帰国の準備をする船員らの姿がありました。彼らの母国はオーストラリアの北東に位置し、太平洋に浮かぶ島々「キリバス」です。
2019年の春、カツオの一本釣り漁船で働くため来日し、焼津市の船会社に雇われ13人で漁に従事していましたが、新型コロナの感染が拡大したため、キリバスの空港が閉鎖され、帰国できない状態が続いていたのです。船会社がキリバス政府と調整し、飛行機をチャーターするかたちで帰国できることになりました。
※詳しくは動画をご覧ください。(4月11日午後3時55分ごろ放送『news every.』より)