ことし4月の江東区長選挙の期間中に木村弥生江東区長が投票を呼びかける有料のインターネット広告を出した疑いで、東京地検特捜部が公職選挙法違反の疑いで捜査している事件で、区長を支援していた自民党の柿沢未途衆議院議員が、地元の区議らに現金を配布していた疑いがあることが関係者への取材で新たに分かりました。

柿沢議員は現金の配布について、「陣中見舞いだった」として選挙への支援を呼びかける意図はなかったと周囲に伝えているということです。

特捜部はすでに区議らにも任意で事情を聞いていて、現金の趣旨について慎重に調べるものとみられます。