江東区長の広告動画は議員会館で撮影 柿沢衆院議員の名前で会議室手配
選挙期間中に、インターネット上に有料の広告動画を出したとして、公職選挙法違反の疑いで東京地検特捜部の家宅捜索を受けた東京の木村弥生江東区長が、動画の撮影を自民党の柿沢未途衆議院議員の名前で手配された議員会館の会議室でしていたことが関係者への取材でわかりました。
木村区長は、今年4月の江東区長選挙の選挙期間中に、投票を呼びかける有料のインターネット広告を出した疑いで、先月、特捜部の家宅捜索を受けました。
その後の関係者への取材で、問題となった動画は、衆議院議員会館の会議室で撮影されていたことが新たにわかりました。この会議室の予約は、法務副大臣を辞任した柿沢未途議員の名前で手配されていたということです。
撮影や編集は、木村区長の陣営が依頼した業者が行ったとみられますが、特捜部は、木村区長から任意で事情を聴くなどし、動画作成の経緯などを慎重に調べるものとみられます。