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豊洲市場 移転から1か月

2018年11月12日 12:29
豊洲市場 移転から1か月

東京都の新たな中央卸売市場・豊洲市場は、築地から移転して1か月がたった。

豊洲市場は休業日の11日、開場からちょうど1か月を迎えた。先月の豊洲での水揚げ量は、1日平均約1300トンで、これは築地の頃とほぼ同じ水準だという。

当初はせり場の温度が高いなどの指摘もあったが、東京都によると、当初より3℃以上、下がっており、改善しているという。

また、開場時には市場周辺の交通渋滞が不安視されたが、先週には都心へとつながる環状2号線が暫定的に開通するなど、交通面での整備も進んでいる。しかし、業界関係者の間からは、直接、市場を訪れる買い出し客は減っているとの声も上がっている。

都の担当者は、「思いのほか順調に来ている」と話し、今後も業界側との連携を図りながら、より快適な市場運営を目指すとしている。