上から落とすとペンギンに…ペンギン爆弾?
紙と輪ゴムで作るからくり作品が、ネット上で話題となっている。大人も子ども楽しめる、その仕組みは一体どうなっているのだろうか。
上から落とすとペンギンに!これは“ペンギン爆弾”。
コウモリがドラキュラに!“変身!バンパイヤ”。
オノでゾンビの頭を真っ二つにする“ぱっくりゾンビUSA”。
女の人のおなかを押すと“口裂け女”に。
これらは全て紙で出来たからくり作品。略して“カミカラ”というペーパークラフトで紙と輪ゴムで出来ている。
紙を切り取って組み立て、頭とボディのなかに輪ゴムをひとつずつ仕込む。60分くらいで完成、意表をつく動きを楽しめる。
カミカラ作家の中村開己さんは、輪ゴムの可能性を見いだし、作り続けてはや20年。10年前まではネームプレートの製造会社に勤めていたが…
中村さん「(会社で)嫌なことが2008年に起こったので、もう会社を辞めたいと思って…(当時)40歳だったので、ここで会社を辞めたら、二度と再就職できないのではという不安も(あった)」
悩んだ末、中村さんが出した答えは…
中村さん「年を取った時に、このまま挑戦せずに会社にいたら、絶対後悔するなと思って(ペーパークラフト作家として)独立したという感じで、決めた途端、編集者の人から電話があって、本を出しませんかって話があり、それからとんとん拍子で10年やって行くことができた。ラッキーでした」
作品は書籍だけでなくWEBでも販売中で、海外でも人気を博している。紙だけでなく3Dプリンターで作る歯車を組み合わせたハートも人気だ。
中村さん「とりあえず自分が面白いと思ったものを作品にするのが自分のなかのルール」
【the SOCIAL viewより】