副操縦士飲酒 国交省JALに事業改善命令
副操縦士が過度な飲酒により、イギリスで実刑判決を受けた日本航空に対し、国土交通省は事業改善命令を出した。
日本航空の副操縦士は今年10月、イギリスで、基準値を超えるアルコールが検出され、実刑判決を受けた。21日に出された事業改善命令は抜本的な対策を求めるもので、飲酒問題に対して出されるのは初めて。また国交省は、副操縦士が身柄を拘束されて乗務できなくなった結果、機長2人だけで、フライトを行ったことも安全上重大な問題があったとしている。
日本航空・赤坂祐二社長「率直に非常に厳しい処分を受けたと感じております」
国交省はこのほか、パイロットの飲酒により遅延便が出た全日空とそのグループ会社や、スカイマーク、日本エアコミューターについては、厳重注意とした。