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ヒアリング6割超を厚労省職員で 不正統計

2019年1月29日 11:49
ヒアリング6割超を厚労省職員で 不正統計

厚生労働省の不正な統計調査問題で、特別監察委員会の調査結果の公平性が問われているが、関係する職員へのヒアリングの6割以上を厚労省の職員だけで行っていたことが新たにわかった。

29日の閣議後の会見で、根本厚労相は、特別監察委員会の調査で31人の関係者にヒアリングを行い、このうち、6割を超える19人については、厚労省の職員だけで行っていたことを明らかにした。委員会の委員らがヒアリングを行った12人についても、厚労省の事務方が同席していたという。

また、関係する合わせて8人の職員のヒアリングに事務方ナンバー2の厚生労働審議官や官房長が同席していたことも新たにわかった。

根本厚労相「(第三者委員会は)委員の皆さんで議論して判断してやってもらっているので(第三者性は)担保されていると思います」

また、根本厚労相は、官房長が閉会中審査で、委員によるヒアリングを受けたのは、20人と答えていたことについて、実際は12人だったとして訂正した。