飲酒問題 ANAウイングスに業務改善勧告
先月3日、ANAウイングスの男性機長からアルコールが検出され5便が遅延した問題で、国土交通省はANAウイングスに対し、業務改善勧告を出した。
この問題は先月3日、ANAウイングスの40代の男性機長が、乗務前の検査でアルコールの陽性反応が出たため乗務を交代し、あわせて5便が遅延したもの。
機長は副操縦士と口裏を合わせて、飲酒した量や時間などを偽って会社に報告しており、機長はすでに懲戒解雇され、副操縦士も懲戒処分を受けている。
国交省は1日、運航の安全上重大な問題だとして、ANAウイングスに対し、行政指導としては最も重い「業務改善勧告」をだした。
ANAウイングスをめぐっては、去年12月に別のパイロットの飲酒問題で、「厳重注意」を受けたばかりで、国交省は改めて再発防止策の見直しなどを求めている。