ゾウと接触し動物園の飼育員が重傷 愛媛
愛媛県の動物園で飼育員がゾウと接触する事故があり、飼育員が肋骨を折るなどの重傷を負った。
10日午前10時25分頃、愛媛県立とべ動物園のアフリカゾウ舎で男性飼育員がうずくまっているのを別の飼育員が見つけた。男性飼育員は病院へ搬送されたが肋骨と左肩を骨折しているほか、腹部圧迫による内臓損傷の疑いもあるという。
男性飼育員は10年以上のゾウの飼育暦があり、この日は3頭いるメスのアフリカゾウを別の運動場に移す作業を1人で行なっていた。
動物園ではケガの状況などから作業中にゾウに踏まれるか蹴られた可能性があるとみている。
事故を受け、とべ動物園は臨時休園の措置をとったが、再開のめどは立っていない。田村千明園長は「安全管理を徹底して再発防止を図りたい」としている。