児童虐待防止条例、都で成立 来月から施行
児童虐待が相次ぐ中、国に先立ち、保護者による体罰を禁止する東京都の児童虐待防止条例が、都議会で、全会一致で可決・成立した。
28日の都議会で全会一致で可決・成立した都の児童虐待防止条例は、「しつけ」と称した保護者による子どもへの体罰や暴言などを禁止している。
また、児童虐待に速やかに対処するため、児童相談所と警察の連携を強化し、必要な情報の共有や援助要請ができることや、虐待が疑われる家族が転居した場合は、児童相談所間で引き継ぎを徹底することなどが盛り込まれている。罰則規定はない。
都は、来月1日から施行する方針。