自民党「児童虐待防止策」提言案まとめる
自民党は27日、児童虐待の防止策について、体罰の禁止を法律に明記することなどを盛り込んだ提言案をまとめた。
自民党の虐待等に関する特命委員会などがまとめた提言案では、政府が今の国会に提出する児童福祉法と児童虐待防止法の改正案に体罰の禁止を明記することを求めている。
また、児童相談所などが対応する際、子供の意向を反映させることを保障する仕組みや、児童相談所と警察が連携することなど、児童相談所の体制を拡充することも盛り込まれている。
27日の会議では、児童相談所に警察官やOBを配置させる案も示されたが、出席者からは「本来の児童相談所の役割を阻害する」などと慎重な意見も相次いだという。
自民党は、27日の議論を踏まえて提言をまとめ、改正案に反映させたい考え。