ジャニーズ性加害問題当事者の会 SMILE-UP.について「被害者と向き合っているといえるのか」
ジャニー喜多川元社長による性加害問題をめぐり、被害を訴える「当事者の会」のメンバーらが15日に会見を開き、「SMILE-UP.」について、「直接被害者と向き合っているとはいいがたい」と訴えました。
ジャニーズ性加害問題当事者の会 石丸志門副代表
「果たしてこの作業において、SMILE-UP.社が会社として被害者に向き合っているといえるのかどうか」
石丸副代表らは、ジャニー喜多川元社長による性加害に対する「被害者救済委員会」の対応について、メンタルケアの専門家がおらず、面談のやり方が申告者の心的負担となっていると訴えたほか、「SMILE-UP.」について、外部への委託任せで「真摯に補償に向き合ってるといえない」などと指摘しました。
また、被害補償額が適正か判断できず、補償額の算定基準を明らかにしてほしいなどと訴えました。
一方、「SMILE-UP.」は15日までに、「被害者救済委員会」に939人から被害申告があり、このうち125人に補償金の支払いが完了したと発表しました。