制度10年“将来の裁判員”に裁判官が講義
将来、裁判員になる可能性がある大学生に向けて、現役の裁判官が青山学院大学で講義を行った。
裁判員裁判への理解を深めてもらうために、東京地裁の河本雅也裁判官が16日、青山学院大学に出張して講義を行った。講義の中で河本裁判官は「裁判員の意見は、法律家とは角度が違いハッとすることがある」と述べ、プロとは違う分野の経験を持っている裁判員の意見は、裁判の中でとても貴重なものとなっていると語った。
後半には、裁判員裁判の制度について講義が行われ、参加した学生はメモを取りながら真剣な表情で聞いていた。
一般の市民が裁判員として刑事裁判に参加する裁判員制度は、来週21日で10年を迎える。