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ひとりご飯は「入り口がクライマックス」

2019年5月21日 18:15
ひとりご飯は「入り口がクライマックス」

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「外でのひとりご飯 できますか?」。ひとりぼっちを楽しむ「ソロ活」の魅力を発信しているライターでコラムニストの朝井麻由美さんに聞いた。

民間の調査会社がおこなったアンケートによると「ひとりで外食をしたことはあるか」との問いに、「ある」と答えたのは、男性は87.6%、女性は71.2%だった。

一方で、ひとりでの外食に「抵抗がある・少し抵抗がある」と答えたのは、男性は35%だったのに対し、女性は61.2%にのぼった。


――この話題について朝井さんにフリップを書いていただきました。

「入り口がクライマックス」です。

抵抗があるということは、恥ずかしいとかそういうことだと思うのですが、「ソロ活」、ひとりでどこかに行くというのは、お店の前、入り口が本当にクライマックスです。

そこを乗り越えてお店の中に入ると、なんだ、たいしたことないと思うのですが、ここがハードルになっているのではないかと思います。

――朝井さんは、おひとりで色々なところに行っているわけですけど、朝井さんでも入り口がクライマックスですか。

もう、何年も前ですけど、初めてひとり焼き肉をやったときは、何回かお店の前を行ったり来たりしました。今日は、やめておこうかなと帰ったりとかもありました。


――男性と女性では数字が違ってきますが、女性はやはりハードルが高いのでしょうか。

そうですね、ただ、これは属性とかアンケートをとる場所とか職業、年齢などによるのかなと思います。周りの人に聞くと、男性の方が恥ずかしいといっていて、女性の方が行けるという場合もあります。

あとは「ソロ活」の世界は、できる人とできない人の差がすごいんですよ。できる人は「できない人なんているの?ひとり焼き肉なんて当たり前じゃない」といっていて、逆にできない人は「こんなことできる人っているの?」と感じているようです。


――私も結構ひとりでご飯に行くんですが、鈍ってきたんでしょうかね。なぜ、ひとりでご飯に行きにくいんでしょうか。

「ソロ活」をしている人がいて、「ソロ活」の世界を知らないから、やってはいけないと、自分で足かせをつけてしまっているようなところはあると思います。そうではなく、こういう世界もあって恥ずかしいと思っているのは自分だけということを知っていくことが大事だと思います。


――周りからの視線を気にしてしまっているという部分があるということなんですね。

例えば、友だちとご飯を食べに行って、翌日、店内にひとり客はどれくらいいましたかと聞かれたら、答えられないと思います。それくらい人というのは、他人のことを気にしていないのですが、いざ自分となると気になってしまうところがあります。ですので、自分の気持ち次第なんです。

――ひとりご飯をやったことがない人はチャレンジしてみるといいかもしれませんね。

選択肢が広がります。

【the SOCIAL opinionsより】

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