法相“『懲戒権』スピード感もって見直し”
山下法相が22日夜の深層NEWSに出演し、児童虐待を減らすため、民法に規定されている親の子供に対する『懲戒権』のあり方を、スピード感を持って見直していく考えを改めて示した。
山下法相「『懲戒権』を理由に虐待が許されることは絶対にないんです。民法というのは基本法制で、基本法制を変えるときには法制審議会で審議しなければならない。そこで一定の時間が掛かるが、法務省としては、法律案なのでまだ成立していませんが、(改正案が)成立したら、直ちにスピード感を持ってこの『懲戒権』のあり方について取り組むことはやっていこうと考えている」
山下法相はこのように述べ、国会で審議中の児童虐待防止法などの改正案が成立したあと、2年をめどに行うとされている『懲戒権』の見直しを積極的に行う考えを強調した。