ダジャレ判定もおまかせ!AI技術のいま
今回は、ダジャレがおもしろいかどうかを判定したり、あの人とおしゃべりしたりできるAI技術を大塚日奈子ちゃんが取材しました。
■AIクロちゃんがアドバイス?
もしもお笑い芸人のクロちゃんがアパレルショップの店員さんだったら――
日奈子ちゃん「黄色の方が夏っぽいけど、でもチェックも捨てがたいなーどっちがいいかなー」
クロちゃん「前回買ったスカートに合わせるなら、ピンクの方が良いと思うしんよ」
日奈子ちゃん「えっピンク?!?ええ?」
画面からクロちゃんがファッションのアドバイス!実はこれ、メッセージを書き込むと、お笑い芸人クロちゃんの“AI”がしゃべってくれるというなんとも不思議なサービス。
クロちゃんが過去に番組やツイッターなどでした発言を大量に音声合成のAIに学習させることで、口ぐせからボケまで再現。
日奈子ちゃん「失恋して落ち込んでます」
クロちゃん「つらい時とか、泣いた方がいいと思う。泣いたらスッキリするし」
っと、誰でも言いそうなセリフですが――
日奈子ちゃん「クロちゃんの声だからクスッと笑っちゃいますね」
人には言いづらいことでも、人ではないAIなら気軽におしゃべりできる。会話できるAIが秋には登場するというんです。
■AIがダジャレ判定
一方、別のIT企業では、AIを使った“お笑い”に挑戦。開発したのは、社会人2年目が中心の4人組!早速見せてもらうと――
日奈子ちゃん「えっなんですかこれ?」
そこには、段ボールの上に布団がのった手作り感満載の物体が…一体これは?
藤田さん「ダジャレの面白さを判定するAIです」
よくわからないので、やってみます。まずは専用のシステムにダジャレを入力。
日奈子ちゃん「“いいズラ買ったの、言いづらかったの”」
「吹っ飛ぶ?」ボタンを押すと――
日奈子ちゃん「わぁ、(布団が)飛んだ!」
ふとんが吹っ飛んだ!ダジャレが面白いかどうかAIが判定、100点満点中、60点以上でふとんが飛ぶゲームです。
普段は真面目にAIを使ったサービスを作るエンジニアたち。ダジャレ約5万個をAIに学習させ、かかっている文字数やどれだけ韻を踏んでいるかなどをAIが分析。総合的に面白いか判定するとのこと。日奈子ちゃんも渾身のダジャレで挑戦!
日奈子ちゃん「できました!“みかん伊予柑、いー予感”」
藤田さん「めっちゃおもしろいと思います」
日奈子ちゃん「本当ですか?本当に思ってます?」
果たして!判定は――
日奈子ちゃん「あー!!飛ばないのー!?」
開発者も苦笑い。得点はなんと13点!
藤田さん「3文字かかってるダジャレのほうが飛ぶかも」
日奈子ちゃん「あ?なるほど、はい…」
ちなみにスタジオの山崎アナウンサーにも、事前に渾身のダジャレを考えてもらいました。
日奈子ちゃん「代読します。“今日は、校長が絶好調”」
現場は、微妙な空気感。ふとんに注目すると――
日奈子ちゃん「飛んだー!飛ぶんですね」
藤田さん「おお?!!!」
日奈子ちゃん「えっ!100点!」
シャレでかかった文字数の多さがAIに高評価。山崎アナウンサー、100点でした!