おなかピンクのカツオ捕獲 いったいなぜ?
静岡県の漁船が、おなかがピンク色のカツオを捕獲しました。
漁師さんが持っている魚は、カツオ。よく見ると、口からおなかにかけて、色がピンクになっています。このカツオは、静岡県の漁船が、先月南太平洋でつかまえたもので、8日、焼津漁港に水揚げされました。およそ40万匹とれた中の1匹だといいます。
第7わかば丸 清水健吾一等航海士「14年ぐらいやっているけど、カツオもいっぱい見てきたが初めてですね。これだけすごく赤かったのですぐ目立ちました」
普通のカツオと比べてみると、色の違いがわかります。いったいなぜ、ピンクになったのでしょうか。
日本カツオ学会役員 二平章さん「500万匹に1匹程度とれる確率になります。もともと体の中に赤い色素系のものをカツオが持っていて、何か興奮した時に色素が表面に浮かび出る、みたいな形で出たのかということが考えられる。ピンク色になる現象については、よくわかってないですね」
専門家によりますと、過去にも宮城や千葉などで、ピンクのカツオが、水揚げされたことがあるといいますが、なぜピンクになるか、わかっていないといいます。このピンクのカツオは、静岡市の博物館で、保存される予定だということです。