五島と対馬に大雨特別警報 命守る行動を!
気象庁は午前10時すぎ、長崎県の五島列島と対馬では、台風などの影響で「これまでに経験がないような大雨となっている」として、大雨特別警報を発表した。ただちに、命を守る行動を取ってください。
気象庁予報部予報課、梶原靖司課長「長崎県の五島と対馬市に大雨特別警報を発表しました。特別警報を発表した市町村ではこれまでに経験したことないような大雨となっている。特に浸水想定区域や土砂災害警戒区域などでは、土砂崩れや浸水による何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高く、直ちに命を守るために最善を尽くす必要のある警戒レベル5に相当する状況」
気象庁は、午前10時過ぎ、台風5号などの影響で猛烈な雨が降る長崎県の五島列島と対馬のすべての市町村に大雨特別警報を発表した。大雨特別警報が発表されるのは、270人以上が犠牲になった去年7月の西日本豪雨以来のこと。
大雨特別警報は、5段階の「大雨警戒レベル」のうち最も危険性が高い「レベル5」の情報で、すでに災害が発生している可能性が高い状況。「命の危険」が迫っている。ただちに命を守る行動を取ってください。
土砂災害に警戒が必要なエリアの中にいると、今後、災害に巻き込まれ、命を落とす危険がある。ただちに避難してください。もし、もう避難できない場合には、できるだけ斜面から離れた場所にいるようにして下さい。また、1階より2階のほうが、土砂災害が起きた時に、助かる可能性が高くなる。
気象庁は大雨は夕方頃まで続き、ほかの市町村にも特別警報を出す可能性があるとしている。